トマチン
この前、トマトの間引きした未熟果で料理をしました。
らっきょう酢に漬けています。
ジャムを作っています。
どちらも後から来る、苦味がありました。
食べている時は、美味しいか普通ですが
後から、コーヒーでもない、ニガウリでもない
突き刺さらない苦味が、まとわり、軽く締め付けてくる感じでした。
どちらかと言うと、タバコの苦味を濃縮した感じでした。
無い方が良いので、何を合わせたら無くなるか考えながら
食べました。
未熟果の料理法を、インターネットで調べていました。
アメリカ南部の郷土料理の、フライドグリーントマト
塩で3~4日漬ける、青トマトの塩漬け
食べてみたい、青トマトのグラタン
その他にも色々あり、意外と食べられていると思いました。
しかし、気を付けないといけない事があります。
トマトの種類によって、差はありますが
アルカロイド配糖体が
1kgあたり
花 1100mg
葉 975mg
茎 896mg
未熟果 465mg
熟した青い果実 48mg
完熟果実 0.4mg 含まれています。
これは、トマチンと言って
トマトのマスコットみたいな名前ですが
ジャガイモの芽の中に含まれる、ソラニンと似た構造を持つ
アルカロイド配糖体です。
一度に食べた場合の半致死量は
体重50キロの人は
完熟果実では4tなので、よほどの大食いで無い限り問題はないです。
完熟した青い果実は33kgです。変わり者の人は気を付けてください。
未熟果の場合は3.4kgになります。30個くらいです。
少し気にはなりますが、ジャムは火を通したのでセーフです。
主な症状は、腹痛と書いてありました。
漬け物を食べた時は、少しあった気がします。
アルカロイド配糖体は、植物が虫を寄せつけない為の物質です。
虫ではないので、寄って行きました。
アルカロイド配糖体は、薬にも使われているみたいです。
トマチンも、抗腫瘍活性、LDLコレステロール低下、等の良い効果もあるみたいです。
生体機能活性と、毒性は、紙一重なので
バランスの良い食事を考えようと思いました。
毒にも薬にもなる事は、その他にも色々あります。
多少、眠気が抜けませんが
バランスと、情報は、大事だと思いました。